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ベトナムを助ける意外な国
 対中戦略の行方

このところ 景気が活況を呈している
アジアの国にベトナムがあります
大和タケル



ベトナムの労働力人口の推移

労働人口が多い上に インフラ整備もまだまだ必要で
生産にしろ 国内需要にしろ 大いに伸びしろがあります

一方で このベトナムは歴史的に中国とは
相当に敵対してきた経緯があります

まず米軍撤退のどさくさを狙われた西沙海戦では
ヌータオなど越側艦船が沈められています
これは弱体化した南ベトナム海軍でしたが
西沙方面は中国に抑えられてしまいます



1976年に統一しましたが 三年後の79年に起きた
第三次インドシナ戦争はベトナムと中国陸軍との間で
行われた戦闘で 中国軍正規軍約56万が投入され
ベトナム軍3個師団程度(約3万人)が迎え撃った
大きな陸戦でしたが結果は 中国軍2万人が戦死し
4万人が負傷するという莫大な損害を出したうえに 
1か月足らずで撤退するという中共惨敗に終わっています


また近年も大規模な対中デモから中国系工場が
破壊されるなどもありました

中国側も越には 厳しくて海上民兵が越漁船に
体当たりして沈めたり 銃をもって乗り込んで
漁具や無線機を奪っていくことなど茶飯事のようです
こんな状況の中で近年 少し意外な国が越貿易で
頭角を現してきました

 それがユダヤの国 イスラエルです
この両国の結びつきは年々 深まっていて 例えば
イスラエルのアパレル企業がベトナムに1300万$の
工場を建設  2015/03





ベトナムがイスラエル発祥のバイオフロック技術の
巨大温室ハウス導入 2016/02  など挙げらます


イスラエルの農業人口は日本の1/40程度なのに
農産物輸出額は日本にほぼ匹敵している

さらに日本の尖閣同様に スプラトリー諸島の
領有をかけた中国との緊張の続いています
これまでベトナムは戦闘機や潜水艦はロシアから
購入するケースが多いんですが軍事的にも
イスラエルとの関係を強化しています 


すごいシャークトゥースのイスラエル空軍のウーラガン

イスラエルの兵器は 建国当初は英バンパイアや
仏ウーラガン 米M4戦車等 かき集められる兵器なら
なんでもかき集めるところから始まりました


マニア泣かせ 105mm砲搭載のスーパーシャーマン

鹵獲したロシア製T55やT62などを独自に魔改造して
長年使用し 最後には第三国に輸出するちゃかり屋さんです
さらにオリジナル兵器は アラブ系との多年の実戦経験を
経て生み出された品が数多く 現在では比較的廉価な割りに
高性能な兵器が多いことが挙げられます

タボールで武装したベトナム兵

イスラエルIWIが、ベトナムに1億ドルをかけて、
小火器の現地工場を建築

また配備されはじめた最新のEXTRAミサイルもあります
これはイスラエルIMI製ミサイルは射程130Km で
弾頭重量125 kgという性能で 車載 艦載から
航空搭載まで可能なマルチプラットフォームスタイルです 

ロシアも中越双方に武器を売って儲けてますが
アジアの騒乱はユダヤ資本にとっても大きな
ビジネスチャンスでしょう

ただ もしベトナムそのものに何かあれば 
困るのは資本投下しているイスラエルでしょう

普段 中国の提灯記事の多いユダヤ系メディアも
その点を考えるべきでしょうね

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